英単語が増える!語源イメージ (4) SPECTATOR : 観客
第4回のキーワードは SPECTATOR
野球場やサッカースタジアムを埋める「観客」のことを spectator といいますが、これは [よく見る] ことを表す spec/spic から来ています。
車やPCの性能をスペックというのも specification 「仕様」 のことで [詳細に中身を見てみよう] というわけです。
「専門家」を specialist と言うのも、研究において対象を詳しく観察するからですね。もちろんspecial 「特別な 」、specialize 「専門とする」 もこの仲間です。
「尊敬する」の respect も [何度も繰り返し相手を見つめる、すなわち敬う] という意味ですね。反対に 「軽蔑する」 despise も同語源で、 [低く見る] ということです。
expect 「期待する、予期する」にも spec が入っています。目先より [外を見つめる] ということでできた言葉です。
よく見るといえば、検査官、監査官は inspector ですし、検査も inspection 。 [中をよく見てみよう] ということですね。
そういえば spy 「スパイ」、 espionage 「スパイ行為」 も同語源なんです。みなさんもこれからは、単語の構成をしっかり観察してくださいね。